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Mango's Me

かゆいところに手が届く

実りの秋、読書の秋に読みたい!心に果実が実るおすすめの秋本4選

目次

  1. はじめに

  2. 心に果実が実る秋本4選

  3. まとめ

 

1. はじめに

11月になりましたね。

つい最近まで半袖で過ごしていた気がするのですが、

朝も冷え込むようになって、気付けばコートが必要になりました。

もうすっかり秋ですね。

 

さて、秋と言えば皆さんは何を思い浮かべられますか?

 

食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋・・・。

食べたい、運動したい、爆発したい・・・。

どれも秋秋しくて良いですね。
 

でも私の場合、秋と言えば、そう、「読書の秋」です。

 

少し肌寒くなってきたこの時期、

断然、暖かい部屋に篭ってゆっくり本が読みたくなります。

あとは手元に柿とほうじ茶、膝の上に猫がいれば、

もうどうなっても良いくらい本が好きです。

本の世界から出られなくなります。

完璧な現実逃避ができます。永遠に続く今日です。

それくらい本が好きです。

 

という訳で今回は、

そんな現実逃避と本が大好きな私がオススメする、

読書の秋に読むのに最適な本、

略して『秋本』(今作った略語)を4冊ご紹介します。

 

あまり多く選んでも、どれ読もう?と迷ってしまうと思いますので、4つくらいがちょうど良い量ではないかと思います。

それでは、どうぞー!

 

 

2. 心に果実が実る秋本4選

  1. 星を継ぐもの(ジェイムズ・P・ホーガン/SF)
  2. 爆発道祖神町田康/ノンジャンル)
  3. 食の軍師(泉昌之/グルメ漫画
  4. 相対性理論を楽しむ本 -よくわかるアインシュタインの不思議な世界-(佐藤勝彦/自然科学・宇宙)

 

実はどれもそこまで有名ではなかったり、

有名な著者の中でも割とマイナーなものだったりします。

でも、意図してそうなった訳ではなく、単純に一番好きなものをチョイスした結果です。

 

 

 1. 星を継ぐもの(ジェイムズ・P・ホーガン/SF)

SFの名作であり超大作ミステリー。

あまり知られていない小説ですが、私は大の宇宙好きでして、

宇宙開発や、SFのワクワク感を感じられる本書をぜひ、

皆様に読んでみていただきたく、これを1つ目にご紹介します。

 

物語は、遠い惑星で起きた奇妙な出来事から始まります。

そこで起きた謎の出来事について、

原子物理学者や国連宇宙軍の本部長、生物学者など、

世界、いや地球上の錚々たるインテリ集団が解明を試みます。

そしてその過程で、あるとんでもない事実が判明し、物語は急展開を迎えます。

一体、遠い惑星では何が起こっていたのか・・・。

 

理系中の理系、しかも学生時代に宇宙物理学を学んでいた私からしても、

設定が非常に緻密で、科学的な論理もしっかりしていると感じます。

 

話の展開も巧みで読者を飽きさせない(秋だけに!)

工夫がちりばめられており、

単純に物語としても申し分ありません。

 

そんな超大作SF小説は、秋本にぴったりです!

SF好きの方もそうでない方も、ぜひ一度読んでみてください。

 

 

2. 爆発道祖神町田康/ノンジャンル)

続いては、私の大好きな作家である町田康氏の作品です。

中でも、あまり知られていませんが、

個人的に大好きで何度も読み返したこの本をご紹介します。

 

本作は短編小説がたくさん収録されていて、

一話が短く非常に読みやすいです。

それでいて、一話一話の粒が立っています。

 

町田文学の特徴である、

独特の自虐的な笑いのセンスが遺憾無く発揮されていて、

思わずニヤッとする話のオンパレードです。

 

各話に1枚写真が付いていて、

それにまつわる話(ノンフィクション?)が収められています。

面白いのが、話ごとに視点を変えて書かれていることです。

写真を見ている人の立場で書いてあったり、

写真の中の一部(物だったり猫だったり)としての立場で書いてあったりするのです。

 

『ん?これは何の話?』と想像しながら読み、最後のオチを読んで、なるほど!となるのが、とても楽しいです。

 

悩んでいる時や、何か色々疲れたなーという時に、本作を読めばクスッとできて、スッキリした気分になれるかも知れません。

 

ちなみに、著者の町田康氏は南大阪(河内長野市)出身なので、

どの作品も、文学にも関わらず、

時々関西弁の語り口調(しかもかなりコテコテ)が混ざっていて、

その文体に衝撃を受けると思います。

 

また、非常に特徴のある言葉遣いと独特のユーモアが散りばめられた文章は、読んでいて飽きません。(秋だけに!)

 

この作品を読んで、町田氏のファンが増えると良いなぁ。

そしてその時は是非、他の有名な作品も読んでみてください。

 

さらに追加でご紹介しておくと、

町田康氏は作家兼パンク歌手(!)という、珍しい経歴の持ち主です。

ですので、もしこれを機会に彼に尋常ならぬ興味が湧いた方は、

町田氏が昔組まれていたバンド『INU』や『町田町蔵』名義の音楽も聴いてみてください。

独特で特徴のある詩と演奏が癖になります。

 


Inu - Meshi Kuuna! (Full Album) 1980

 

 

3. 食の軍師(泉昌之/グルメ漫画

続いては、ドラマ化もされた超名作グルメ漫画孤独のグルメ』の

作者としてお馴染み、泉昌之先生による、

隠れた名作『食の軍師』をご紹介します。

食欲の秋ですからね!

 

 

『軍師』とは、軍を指揮する君主や将軍の

戦略指揮を補佐する人のことです。

 

主人公は自らを『食の軍師』と見立て、

定食屋という『戦場』をいかに勝ち抜いていくかを考えながら、

並居る『猛者』(周りの普通のお客さん)との戦いに挑んでいきます。

(実際には食べます。ただひたすら食べます。)

 

特に、主人公の行く店にいつも現れるライバル(主人公が勝手にそう思っている)

との戦いが見物です。

 

以上のように、単なる一人飯なのに、その状況が大げさに描写されていて、その視点が非常に面白いのです。

主人公の被害妄想具合、私は大好きです。

セリフ一言一言に『いやいや大袈裟やな』とツッコミを入れること請け合いです。

 

これを読むと、どこまで行っても漫画はやはりギャグを表現するところなのだと思わせられます。

更にはグルメとギャグをここまでうまく融合させた漫画はなかなか無いのではないかと思います。

 

とりあえず、騙されたと思って読んでみてください。

さすれば、あなたもふらっと入った定食屋で

『食の軍師』として『猛者』達に如何にして勝つか、

考えずにはいられなくなるでしょう。

 

 

4. 相対性理論を楽しむ本 -よくわかるアインシュタインの不思議な世界-(佐藤勝彦/自然科学・宇宙)

最後は、秋の夜長に星空を眺めながら、

じっくり読んでいただきたい、『相対性理論』の本です。

 

 

相対性理論と言えば、天才アインシュタインが提唱した理論です。

この理論に従うと、なんと、物の見え方が変わったり、時間の進み方が変わったりします!

つまり、細長く見えたり、時間の進み方が遅くなったり・・・。

すごくないですか?

 

そして、果てはブラックホールの起源や仕組みが分かったり、などなど。

うそーん。

 

でも、なぜそんなことが起こるの?

何やら光の速度と関係していると聞くけど、どうして?

ちらっと聞いたことがある『一般相対性理論』と『特殊相対性理論』はどう違うの?

などなど、皆さんも一度は抱いたことがあるであろう(?)

素朴な疑問に、宇宙物理学者である著者が、簡単な言葉を用いて答えてくれます。

 

非常に優秀で宇宙を愛する著者だからこそ、

誰にでも分かる簡単な表現で、

見事、難解だと思われていた『相対性理論』の本質を、

非常に分かりやすく解説してくれています。

 

私は理系出身ですが、特に研究者肌という訳ではないので、

相対性理論』を学びたいからと言って、

専門的な用語や数式ばかりを眺めるのは好きではありません。

簡単にさらっと理解したい。そんな私のわがままな願いを見事叶えてくれたのが、この本です。

 

読み終わった頃には、自然と、抱いていた疑問がクリアになります。

 宇宙のことをもっと知りたくなります。

 

そして、『相対性理論』を肴に、誰かとお酒を飲んで語り合いたくなります笑

 

 

 

3. まとめ

心に果実が実る秋本4選

  1. 星を継ぐもの(ジェイムズ・P・ホーガン/SF)
  2. 爆発道祖神町田康/ノンジャンル)
  3. 食の軍師(泉昌之/グルメ漫画
  4. 相対性理論を楽しむ本 -よくわかるアインシュタインの不思議な世界-(佐藤勝彦/自然科学・宇宙)

 

以上、いかがでしたでしょうか。

 

どの本も本当に大好きなので、書評が少し長くなってしまいました。

 

ですが、読んでいただければ、私と同じように

間違いなく心に果実が実り、豊かな気持ちになります。秋を感じられますよ。

 

宇宙に関する本が2冊あるのは、私が宇宙好きだからです。

お許しください。

 

それでは、秋本と柿、ほうじ茶、猫とともに、Let's 現実逃避!